滝や渓流などを撮影する場合、シャッター速度を意識して設定することで、水の勢いや流れを表現することができます。
明るいところでシャッター速度を遅くして撮影すると露出オーバーになってしまいますので、一般的にはレンズにNDフィルターを取り付けて撮影します。
E-M1Xには、レンズにNDフィルターを取り付けたかのように撮影する、ライブND機能が搭載されています。
今回はライブND機能を使って水の流れを表現してみましょう。
シャッター速度を速くして撮影する場合にも使えるように、明るいレンズが良いでしょう。
強力な手ぶれ補正機能を搭載していますので手持ちでも何とかなる場合もありますが、
シャッター速度1秒の撮影では三脚を使用した方が良いでしょう。
三脚を使う場合は、一緒にケーブルレリーズ(RM-CB2)もしくはOI.Shareをインストールしたスマートフォンを使うと、
ぶれを発生させずに撮影できるので便利です。
撮影モード | 推奨する設定 | 趣旨 | |
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![]() モードダイヤル |
S | ライブND撮影はSモードかMモード以外のモードでは利用できません。 シャッター速度を指定して、絞りとISO感度はカメラに任せてしまいましょう。露出オーバーになる場合は絞りの表示が点滅しますので、注意してください。 |
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メニュー | 機能 | 推奨する設定 | 趣旨 |
![]() 撮影メニュー2 |
低振動/静音撮影 | 静音撮影:1/2秒 | レリーズケーブル、スマートホンを使う場合はこの設定は不要です。 ライブNDモードは自動的に静音撮影になりますので、この設定で低振動モードの代用にします。 |
![]() 撮影メニュー2 |
ライブND撮影 | On | |
ライブND撮影で [On] を選択し、右ボタンを押して以下の設定を行います | |||
ND段数 | ND32(5EV) | ||
LVシミュレーション | On(初期設定) | ライブビュー画面で撮影前に撮影結果を確認できます。 レリーズボタンを半押しすると画面がリフレッシュされますので、構図を確認しやすくなります。 |
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![]() カスタムメニュー |
B1 ボタン機能 | 任意のボタン: ライブND撮影 |
登録したボタンを押すとライブNDのOn/Offができるようになります。 ボタンを押したままコントロールダイヤルを回すとND段数を変更できるようになります。 |
晴天の日に噴水や水の流れを撮影してみました。
本来ならNDフィルターが無いと撮影できないシーンですが、
絞り込んでライブNDを利用することでNDフィルターを使うことなく撮影できました。
「この機能の使い方についてもっと詳しく知りたい!」「このような撮影シーンではどのような撮影テクニックがあるのか?」など、コンテンツへ追加して欲しい情報がありましたら、ぜひ E-M1X メンテナンスパッケージ専用サポートデスクへお問い合わせください。
専用サポートデスクは、メンテナンスパッケージご購入のお客さまがご利用いただけます。