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航空機流し撮り撮影用 推奨設定

航空機の流し撮り撮影における推奨設定をご案内します。
各機能別に、推奨する設定がありますので、撮影の参考にしてください。

また、これらの設定をそのまま E-M1 Mark II へロードできる setファイルも用意しています。
カメラ本体を推奨設定へ簡単に変更できますので、setファイルでの設定変更もお試しください。

一度撮影を行いましたら、自分の撮影方法では、この設定はこのように使ってみたい!などの感覚を掴んでゆくと思いますので、これらの設定をもとにして、ぜひご自分の使いやすい設定へさらにカスタマイズしてみてください。

自分の思い通りにカメラの使い方をカスタマイズできるのが、E-M1 Mark II の大きな魅力のひとつです!

【露出に関する機能】の推奨設定
機能 推奨する設定 趣旨
撮影モード *1 Sモード 被写体の速さに応じて、シャッタースピードを調節
  • * プロペラがある飛行機はプロペラが大事。プロペラが一周するシャッター速度を探す。
シャッタースピード *1 1/160〜1/400
  • *1 露出に関する機能は、本ページで提供している setファイルでは自動的に設定されません。
    モードダイヤルを Sモードに変更し、シャッタースピードを任意の数値に設定してください。
【スーパーコンパネで設定できる機能】の推奨設定
機能 推奨する設定 趣旨
画質モード スロット1 RAW
スロット2 LN
RAW で記録しておけば、編集時の画質劣化を最小限にできる。スロット2 に UHS-1 の SDカードをセットし、JPEG でも記録する。
AFモード C-AF 進化した、C-AF が威力を発揮します!
連写 / セルフタイマー 連写L AF/AE 追従が必要であるため「連写L」
フォーカスエリア 中央 9点 好みに応じて、5点や ALL (クラスター表示有り) でも OK
ISO Low (or 200) 小絞りボケ (回折現象) が起きる絞り値から遠ざけるため
(NDフィルターがあるなら 200 に設定する)
手ぶれ補正 (IS) S-IS Auto 三脚が使える状況であれば OFF でも OK
【メニューから設定できる機能】の推奨設定
機能 推奨する設定 趣旨
AEL / AFLモード (S-AF への設定) mode2 mode2 が初期設定 (AEL/AFLボタンを使い、親指で AF 動作したい場合は mode4)
AFスキャン mode1 AFスキャンは不要
C-AF追従感度 -2 瞬間的に AFターゲット内から被写体が外れた場合にも背景にピントが抜けることを抑え、被写体にピントを合わせ続けやすくなります
AFリミッター ON
(距離:100m〜999.9m)
航空機が近づくことのない距離を除き、無限遠付近のみ AF作動させる
AFターゲット表示 On1 クラスター表示On にする場合は On2 に設定する
AFターゲットパット OFF 誤動作の可能性を無くす
顔優先 OFF 誤動作の可能性を無くす
プリセットMF距離 *2 300m *2 ピント位置が大幅にずれた場合に、任意の位置にすぐ戻るようにセットする。
* 300mはほぼ無限遠
MFアシスト OFF ピント合わせは C-AF のみ
MFクラッチ 無効 誤動作の可能性を無くす
レンズリセット OFF 電源OFF した時に無限遠にピント位置が戻らないようにする
Fnレバー設定 mode2 (グループ選択 / ターゲット位置 選択) Fnレバーで即座にグループ設定 (9点 or 5点)、ターゲット位置の切り替えができるように。
連写L設定 (連写速度) 10fps 最速の 10fps で設定
連写L設定 (連写 / 枚数リミッター) OFF リミッターを設定する必要性なし
半押し中手ぶれ補正 *3 ON *3 超望遠レンズだと手ぶれで被写体がフレームアウトする
連写 / タイマー表示設定 連写L / 連写H のみ 利用しないと思われる設定が表示されないようにする
フレームレート 高速 動く被写体をよりなめらかに追いかけやすくなります。
ガイド線表示設定 (表示罫線選択) 目盛 好みの問題。「黄金分割」「方眼」「OFF (無し)」等でもOK。
カードスロット設定 振り分け UHS-1 の SDカードでも処理速度が連写速度に追いつくように
EVF自動切替設定 *3 OFF *3 EVF で撮影するメリットがないため、常に背面モニターで撮影 (切り替え不要)
タッチパネル設定 *3 OFF *3 誤動作の可能性を無くす
撮影確認 OFF 撮影機会を逃さないように OFF
  • *2 本ページで提供している setファイルでは、以下の使い方を参考にしてください。
    A前上 (ワンタッチWB) ボタンに配置した機能で、「プリセットMF距離」で設定された距離へピントが移動します。
    「プリセットMF距離」の設定は 300m にしていますが、必要に応じてメニューからプリセットMF距離を変更してください。
  • *3 本ページで提供している setファイルでは自動的に設定されません。
    推奨設定へ変更する場合は、メニューから変更してください。
【ボタンの使い方 (ボタン機能設定)】に関する推奨設定
機能 推奨する設定 趣旨
Fn1 AFリミッター どのボタンに機能を配置するかは自由だが、航空機撮影時に必要な機能
必須項目
  1. AFリミッター
    (AFリミッターを効かせる)
  2. デジタルテレコン
    (もっとズーミングしたい場合に)
  3. プリセットMF
    (プリセットMFを作動させるため)
  4. AFターゲットHP
    (ターゲットポジションを即座にHPへ移動させるため)
  5. AFターゲット
    (最小入力で任意の位置にターゲットを移動させるため)
Fn2 デジタルテレコン
前上 (ワンタッチWB) ボタン プリセットMF
前下 (プレビュー) ボタン AFターゲットHP
十字ボタン AFターゲット

推奨設定setファイルの利用について

注意
  • 提供している setファイルをカメラへロードすると、カメラの設定が変更されます。
    現在のカメラの設定を残しておきたい場合は、事前にカメラの設定をパソコンへセーブしておいてください。

setファイル (olympus_airplane_nagasi.set) をパソコンへダウンロード後、オリンパスデジタルカメラアップデーターを使って、E-M1 Mark II へこの setファイルをロードしてください。

setファイルのロード時は、「現設定」「マイセット1 (C1)」「マイセット2 (C2)」「マイセット3 (C3)」のいずれかのうち、あらかじめ決められた箇所へ設定がロードされますが、本ページで提供している setファイルは「現設定」としてロードされます

また、setファイル (olympus_airplane_nagasi.set) を使い、カメラへ設定をロードしても、推奨設定のうち、露出に関する機能 (Sモード、シャッタースピード) は自動的に設定変更されませんので、モードダイヤルを回して Sモードへ設定し、その上でシャッタースピードを任意の数値へ変更する操作も実施してください。

デジタルカメラアップデータを使った、設定のロードおよびセーブの方法は、以下のQAを参照ください。
デジタルカメラアップデーターを使って、カメラの設定をパソコンへセーブ / ロードする方法を教えてください。

「現設定」 として推奨設定をカメラにロードした後に、さらにカスタムモード (C1/C2/C3) へその設定の状態を登録しておく事も可能です。
カスタムモードの設定方法について、以下の QA を参照ください。
モードダイヤル C1 / C2 / C3 に機能や設定を登録する方法 (カスタムモード設定 ・ E-M1 Mark II)

<setファイルについての補足>
推奨設定以外の各機能は、カメラの初期設定となります。
推奨設定についても、あえて初期設定のままで推奨している機能もあります (必ずしも初期設定ではない設定へ変更される訳ではありません)。

setファイルのダウンロード

注意
  • カメラへロードする時は、カメラの電池が十分にある事を確認してください。
  • カメラへロードする時は、USBケーブルを途中で抜かないでください。
  • 現在のカメラの設定を残しておきたい場合は、事前にカメラの設定をパソコンへセーブしておいてください。
  setファイル ダウンロード
  • ファイルの内容 : 航空機流し撮り撮影用推奨設定
  • ファイル名 : olympus_airplane_nagasi.set
  • ファイルサイズ : 57 KB
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