製品別 Q&A (オーディオ製品)

ボイストレック V-803 / V-802 / V-801 Q&A

Q1 : 「 ボイストレック V-803 / V-802 / V-801 」 の概要を教えて下さい。

V-803 / V-802 / V-801 は、薄型ボディーに大型液晶を搭載し、大型前面ボタンをレイアウト。パソコン との USB ダイレクト接続も継承しながら、携帯性と操作性を両立させています。ビジネスシーンで役立つ新機能を搭載し、今まで以上にスマートに使いこなせるビジネスツールに仕上がりました。

Q2 : V-803 / V-802 / V-801 の同梱物は何ですか?

V-803 / V-802 / V-801 の同梱の付属品は以下の通りです。

  V-803 V-802 V-801
レコーダー本体 
カナルタイプイヤホン
ステレオイヤホン
ソフトケース
単 4 形ニッケル水素充電池 ( 1 本 )  
単 4 形アルカリ乾電池 ( 1 本 ) 
USB 延長ケーブル
取扱説明書 
Q3 : 「 ボイストレック V-803 / V-802 / V-801 」 の特長は何ですか?

< V-803 / V-802 / V-801 共通の特長 >

  • さらに進化した高音質録音
    新開発の高感度・ローノイズ指向性マイクを搭載。従来よりもマイク径を大きくし低ノイズ化したマイクを 90°に配置。これまで以上に高音質なステレオ録音を実現しています。
    マイクの改善に加えて、ハイエンドオーディオの世界で実績のある Wolfson 社が、ポータブル機器向けに新開発した高音質オーディオエンジン ( CODEC ) を採用。最新の高音質技術により、音の再現性が格段に向上し、低域から高域まで原音に忠実な録音、再生が可能になりました。
  • カレンダー機能でファイル検索もカンタン
    本機内に保存した、たくさんの音声ファイルを自動で日付管理。カレンダーフォーマットで表示するため、録音した日付から目的のファイルを素早く見つけることができます。
  • ノイズキャンセル
    再生時に音声以外のノイズを低減するノイズキャンセル機能を搭載しています。雑踏の中やエアコン・プロジェクターなどの、ノイズが多い環境で録音された音声も、聞き取りやすく再生できます。
  • 「 USBダイレクト接続 」 機構
    本体に USB 端子を内蔵。背面のスライドレバーで USB 端子を出し入れでき、直接パソコンと接続してデータのやり取りが行えます。
  • その他
    最適設定を瞬時に呼び出す 「 シーンセレクト 」
    32 GB にまで対応した microSD スロット

< V-803 / V-802 共通の特長 >

  • 「 声だけ再生 」 で文字起こしもラクラク ( V-803 / V-802 のみ )
    新開発の 「 声だけ再生機能 」 を搭載。非音声部分はとばして、音声が録音されている部分のみを再生できるので、会議録音やインタビューの文字起こしなどが効率的に行えます。
  • 聞きやすい音量で再生する 「 ボイスバランサー 」  ( V-803 / V-802 のみ )
    新開発の 「 ボイスバランサー 」 を搭載。録音時にマイクと音源との距離や位置関係の違いから、録音される音声の大きさはバラバラになりがちです。ボイスバランサー機能が音量レベルを自動調整し、聞きやすくクリアな音で再生します。
  • 「 USBダイレクト接続 」 での充電機能 ( V-803 / V-802 のみ )
    USB経由で付属の充電池に充電することもできます。
  • その他 ( V-803 / V-802 のみ )
    FM ラジオを搭載
Q4 : 録音の音声ファイルの形式は何ですか?

Microsoft 社の WMA フォーマット、リニア PCM フォーマットや MP3 フォーマットにも対応。

    サンプリング周波数 総合周波数特性
PCM 44.1 kHz / 16 bit ( V-803 / V-802 ) 44.1 kHz 40 - 21,000 Hz
MP3 256 kbps ( V-803 / V-802 ) 44.1 kHz 40 - 20,000 Hz
MP3 192 kbps ( V-801 ) 44.1 kHz 40 - 19,000 Hz
MP3 128 kbps 44.1 kHz 40 - 17,000 Hz
WMA 128 kbps 44.1 kHz 40 - 19,000 Hz
WMA  64 kbps 44.1 kHz 40 - 16,000 Hz
WMA  32 kbps 44.1 kHz 40 - 13,000 Hz
WMA  16 kbps 22 kHz 40 - 8,000 Hz
WMA   8 kbps 8 kHz 40 - 3,000 Hz

WMA の 32 kbps、16 kbps、8 kbps はモノラルモードです。それ以外はステレオモードとなります。

■録音 時間の目安
< リニア PCM 形式 ( WAV ) >
  V-803 V-802 V-801
44.1 kHz / 16 bit 約 12 時間 5 分 約 6 時間
< MP 3 形式 >
  V-803 V-802 V-801
256 kbps 約 66 時間 30 分 約 33 時間
192 kbps 約 22 時間
128 kbps 約 133 時間 約 66 時間 30 分 約 33 時間 30 分
< WMA形式 >
  V-803 V-802 V-801
128 kbps 約 132 時間 約 65 時間 約 32 時間 30 分
64 kbps 約 261 時間 約 129 時間 約 65 時間 30 分
32 kbps 約 522 時間 約 259 時間 約 131 時間
16 kbps 約 1,028 時間 約 511 時間 約 258 時間
8 kbps 約 2,043 時間 約 1,016 時間 約 514 時間

ご注意
電池寿命を超える連続録音が想定される時は、必ず予備の単 4 形アルカリ乾電池 ( LR03 )、またはニッケル水素充電池を用意ください。
ここでの録音時間とは、一回の録音で作成される単独の音声ファイルの連続録音可能時間を意味します。複数の音声ファイルに分けて録音された場合、トータルの録音時間は短くなる場合があります。
1 ファイルあたりの最大容量は、WMA 形式、MP3 形式は約 4 GB に制限されています。
メモリ残量にかかわらず、1 ファイルあたりの最長録音時間は下記の値に制限されています。

[ 44.1 kHz / 16 bit ] 約 3 時間 20 分
MP3 / 256 kbps 約 37 時間 10 分
MP3 / 192 kbps 約 49 時間 30 分
MP3 / 128 kbps 約 74 時間 30 分
WMA / 128 kbps 約 26 時間 40 分
WMA / 64 kbps 約 26 時間 40 分
WMA / 32 kbps 約 26 時間 40 分
WMA / 16 kbps 約 53 時間 40 分
WMA / 8 kbps 約 148 時間 40 分
Q5 : 「 声だけ再生 」 とはどの様な機能ですか?

録音済みのファイルから音声部分を抽出し、非音声部分をスキップしながら再生する機能です。再生時間が短縮できますので、会議録音などの書き起こしの効率がアップします。「声だけ再生」機能は V-803 / V-802 にのみ搭載されています。

Q6 : 「 声だけ再生 」 では、どのような環境で録音した場合でも人の声とそれ以外とを分離できますか?

紙をめくる音やプロジェクターのファンの音などの機械的な音は非音声として分離しますが、動物の鳴き声や楽器の音などは人の音声に近い特徴を持っているため分離することは難しいです。また、音声部分の録音レベルが小さい場合には音声として認識できない場合があります。

Q7 : 「 声だけ抽出 」 の処理にはどの程度の時間がかかりますか?

録音した時間に依存します。とても高度な処理を行いますので抽出には時間が必要です。処理時間のおおよその目安は実時間の 1/3 〜 1/4 程度となります。

Q8 : 「 ボイスバランサー 」 とはどの様な機能ですか?

バラバラな音量で録音された音声の音量レベルを自動調整し、聴きやすくクリアな音で再生することができる機能です。広い部屋での会議録音などで、話者からレコーダへの距離に違いがある状況で録音した時などに有効です。 「 ボイスバランサー 」 機能は V-803 / V-802 にのみ搭載されています。

Q9 : V-803 / V-802 には 「 音声フィルター 」 機能は搭載していないのですか?

V-803 / V-802 に搭載している 「 ボイスバランサー 」 機能には 「 音声フィルター 」 機能が含まれています。

Q10 : 指向性マイクモードとは?

90°の角度で配置された 2 個の指向性マイクからの信号を、最新の指向特性制御技術で処理して狙った方向の音を強める機能です。従来よりも指向性が強くなり、離れた位置や雑音の多い環境での録音に威力を発揮します。

Q11 : 指向性マイクの機能はオプションマイクでも有効か?

指向性マイクの機能は V-803の内蔵マイク専用にチューニングしておりますので、他のマイクはお使いになれません。

Q12 : ノイズキャンセル機能はありますか?

あります。
再生時に、雑音の入った音声からノイズに相当する部分を推定して抽出し低減させる雑音抑圧技術*を採用しています。
この技術は携帯電話などにも利用されており、乗り物や雑踏の中など、ノイズが多い環境下で録音された音声ファイルでも、人の声をよりクリアに、聞き取りやすい音質で再生することができます。
* 本技術は、日本電気株式会社が開発した技術です。

Q13 : 表示言語の切替はできますか?

本体上の表示は、日本語 / 英語の切替えが可能です。

Q14 : 録音レベルの切替はできますか?

小さな音の録音や指向性マイクモードと組み合わせて離れた位置の録音に適した 「 高 」 モードと、広範囲の音を録音できる会議の録音などに適した 「 中 」 モードと、メモ録などの口述録音に適した 「 低 」 モードの感度切替が可能です。
V-803 では、録音対象の音量に応じて自在に録音レベルを調整可能な 「 マニュアル 」 設定もお使いいただけます。

Q15 : 外部マイクは使えますか?

使えます。
外部マイクのプラグをマイクジャック ( φ3.5mm ) に挿して使用してください。なお、弊社別売の外部マイク以外での動作、性能保証は致しかねます。

Q16 : 本体内蔵のマイクで録音できる距離はどのくらいですか?

周囲の雑音の大きさや録音対象の音の大きさ、また、録音する場所にもよりますが、室内での通常の会議録音であれば 5 mくらいの距離までは録音可能です。
ただし、環境によっては雑音が大きくなる場合がありますので、実用的には 2 〜 3 mを目安としてご使用ください。なお、ご使用の際には事前に試し録りされることをお勧めいたします。

Q17 : 会議や講演会を録音する時の注意事項を教えてください。

録音される場面、状況に応じて、下表を参考に録音モード・マイク感度等の設定をお勧めいたします。

録音状況 推奨設定
録音モード 録音レベル ローカットフィルタ 指向性マイク *1
広い教室での講義などの録音 PCM : 44.1 kHz / 16 bit *2
MP3 : 128 kbps 以上
WMA : 128 kbps
( 高 ) ON +6
大人数での会議などの録音 MP3 : 128 kbps 以上
WMA : 128 kbps
OFF
少人数での会議、打ち合わせ、
商談などの録音
MP3 : 128 kbps
WMA : 128 kbps
( 中 )
ノイズが多い中での
口述録音
WMA : 64 kbps ( 低 )
楽器演奏、野鳥の声、
鉄道の音
PCM : 44.1 kHz / 16 bit *2 録音する状況に合わせて、
録音レベルを切り替えてください
OFF

※ 録音音量に合わせて、録音レベルを設定してください。 
*1 V-803 のみ
*2 V-803、V-802 のみ

Q18 : ラジオ機能付きはどの機種ですか?

V-803 / V-802 には FM ラジオが付いています。

Q19 : FMラジオの放送は録音できますか?

V-803 / V-802 では本機で受信したFMラジオの録音ができます。

Q20 : FM ラジオは AC アダプタ ( A514 ) と組み合わせて使用できますか?

AC アダプター ( A514等 ) と接続して使用するとノイズが発生する場合があります。FM ラジオをご使用の際は、必ず電池でご使用ください。

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